念願のFAX脱却!職員と組合員の負担を共に減らしたwin-winなデジタル化 -おいらせ農業協同組合様の事例-

  • 導入事業者:おいらせ農業協同組合
  • 職員数: 114名
  • 導入日:2022 年 4 月
  • 担当: 山田さん、久保田さん(共に営農部指導課)

導入経緯

農家組合員の農業所得増大とJAの活動基盤である地域の活性化に向け、営農情報を中心とした組合員様への情報配信について、従来の方法からの見直しを検討していた。

導入時の課題

  • JAが情報を配信する際に、手間や時間がかかる。
  • 組合員が必要な情報を、タイムリーに受け取ることができない。
  • デジタル化の取り組みの検討にあたり、幅広い年齢層の組合員様が利用できるサービスがない。

nimaruを導入した効果・今後実現したいこと

  • 組合員へ営農情報を中心とした情報の配信を効率的に配信できるようになった。
  • 組合員が必要な情報を、タイムリーに配信することができるようになった。
  • 今後は幅広い年齢層の組合員様に利用者を広げていきたい。

おいらせ農業協同組合様

nimaruの導入前のJA様の課題について教えてください

従来のFAXによる営農情報の配信ですと、手間がかかっていたのはもちろんなのですが、配信した情報を組合員さんが本当に見てくれているのかも判断することができず、組合員さんへ適切に情報を届けることができているのか不安でした。

ただ、高齢の組合員さんも多いため、新しいアプリやデジタルのツールを使うことにも抵抗があり、世代関係なく幅広い年齢層の組合員さんが使えるようなサービスを探していました。

様々なサービスがある中でnimaruを選んだ理由について教えてください

色々なサービスを検討したのですが、nimaruはLINEを窓口にしているということで、LINEはスマホを持っている高齢の組合員さんでも使っている印象があったので、世代に関係なく幅広い年齢層の組合員さんに使ってもらえるのではないかと考えました。

組合員さんの中にはまだスマホを持っていない方もいらっしゃるかと思いますが、そうした方々についてはいかがでしょうか?

ご主人がスマホを使っていないケースでも、世帯(家族)単位で見ると奥さまや息子さまが使っているので、もともと一家に一台というFAXを使っていたわけなので、組合員さんのご家族の誰かが情報を受け取ることができれば家族全体で共有をしてもらえると考えました。

nimaruを導入してみて、現場の職員様の反応やご意見などはいかがだったでしょうか?

まずは、やはりLINEからお友達登録するだけで簡単に利用が開始できるので、利用者を広げやすいなと感じました。デジタルの取り組みというと、職員が新しいシステムの使い方を覚えて、組合員さん一人ひとりに利用方法などを説明しなければいけないという少し面倒なイメージがありましたが、nimaruはそうした新しいことを覚える、行うといった感覚なく、利用ができる点がJA内部でも評価が高いです。

また、必要な情報を確実に、そしてタイムリーに組合員さんへ配信できるのはもちろん、nimaruは配信した情報の組合員さんごとの既読の有無を確認できたり、JAの中でも簡単に共有できるので、職員も配信した情報を誰でもどこからでも確認できるようになったことも便利でした。

組合員さんの反応はいかがでしょうか?

登録の手軽さは組合員さんからも好評でした。

他にもこれまでFAXが情報連絡の主要な方法だったので、家に帰ってからでないと確認できなかった情報がどこからでも確認できるようになって便利になったという声や、それでいてこれまでFAXにかかっていた費用(紙やインク代、送信費用など)の負担が大きく減ったということで、費用面でのメリットも感じて頂いています。

どのように組合員さんにnimaruを拡げていきましたか?

まずはFAXで組合員さんへnimaruの利用に関する情報を流し、その上で、nimaruを利用してみたいと返事をくれた組合員さんにまずは先行して登録をしてもらいました。事前に用意した1枚ペラの登録シートのQRコードを読み込むだけでLINEでお友達追加して登録ができたので、組合員さんも戸惑うことなくスムーズに登録ができました。

職員がいない時でも登録シートを組合員さんのご自宅に届けるだけで組合員さん自身で登録してもらえたのでありがたかったです。

今後のnimaruの活用に関する展望などがあれば教えてください

これからもっと利用者を増やしていきたいです。

こうしたデジタルのサービスは、周りで使っている組合員さんが増えれば「あの人が使っているなら私も使おうかな」といった形で使ってくれる組合員さんが増えていくと思うので、FAXでのご案内に加えて、こちらからもっと組合員さんに働きかけたり、集荷場に案内用紙を置いたりして、nimaruの取り組みがより多くの組合員さんの目に止まるようにしていきたいです。

JA側も負担の少ないnimaruを活用することで、これまで以上に組合員さんとの質の高いコミュニケーションを増やして地域の活性化に繋げていきたいです。

山田さん、久保田さん、お忙しいところ、貴重なお話をありがとうございました!